伝統文化交流事業 in ゆとろぎ

新春歌舞伎公演

2013/1/19(土)    開場 16:30 開演 17:00  大ホール  【全席自由】 
チケット販売  入場料 入場料:(前売り)一般2,500円(当日)一般3,000円 高校生以下1,000円

歌舞伎と親しむ

 歌舞伎というと「なんだか難しそう」とか「敷居が高い」とか、なにかと“格式高い”イメージをお持ちではないですか?実は、歌舞伎はとてもわかりやすく親しみやすい“庶民的な”芸能なのです。
江戸時代に誕生した歌舞伎は、市民の間で熱狂的な人気を集め、あっという間に日本で、一番有名な芸能になりました。それは、歌舞伎がわかりやすく誰も楽しめる芸能だったからです。歌舞伎は演劇として初めて“世界文化遺産”に選ばれたほど、世界に類を見ない素晴らしい芸能です。それなのに、歌舞伎を観た事がある日本人は、人口のわずか5% 程度しかいないと言われています。
歌舞伎に対するイメージの誤解を解き、歌舞伎のおもしろさ・親しみやすさ、そして何よりも歌舞伎の素晴らしさをぜひこの機会にご体験ください。

上演構成

 本公演は3 部構成となっています。1・2 部で歌舞伎と親しんでもらうためのワークショップとその実演。そして、3 部でメインプログラムの「あんまと泥棒」を上演いたします。

第1 部歌舞伎ワークショップ「助六のできるまで」(30 分)


助六の隈取
歌舞伎俳優がいかにして作られていくのか、普段見られない化粧・衣裳の着付を舞台の上でご覧いただきます。歌舞伎独特の化粧や衣装はどんな風にできあがるの? 普段なかなか見られない歌舞伎役者の衣装着付けや化粧をわかりやすい解説付きで お楽しみください。だんだんと「助六」に変身していく姿は必見です! 歌舞伎役者の化粧を見られるチャンス!

第2 部歌舞伎舞踊「助六」(20 分)

         後半は歌舞伎舞踊「助六」で歌舞伎の醍醐味を! 歌舞伎十八番のひとつで、全編上演すると2時間を越えるこの演目のエッセンスを 凝縮した歌舞伎舞踊「助六」を披露! 「これぞ歌舞伎!」遊廓を舞台に助六が勇ましく華やかに舞い踊ります。
江戸東京博物館

第3 部歌舞伎「あんまと泥棒」(50 分)

本公演のメインプログラムです。

「あんまと泥棒」とは?

「あんまと泥棒」は超一流のエンターテイメント作品!
本作のあんまは先代中村勘三郎(現勘三郎の父)の当たり役で、泥棒役の中村富十郎や長谷川一夫のコンビで上演された名作です。歌舞伎には“時代物”と“世話物”と呼ばれるジャンルがあり、「あんまと泥棒」は“世話物”に分類されます。“世話物”は江戸時代の庶民の生活を題材にした物語が中心となります。義理や人情など、庶民に身近なものをテーマにしたものが多く、またセリフ回しも「話し言葉」であるためとてもわかりやすく、予備知識がなくても誰もが楽しめる内容となっています。
本作品も、あんまとその家に押入った泥棒の滑稽な会話が物語の本筋となります。しかしただの喜劇ではありません。最後の最後にとんでもない大どんでん返しが用意されている超一流のエンターテイメント作品です。
この作品を観れば、歌舞伎に対する見方が180 度変わること間違いありません!

あらすじ

あんまの秀の市は、一見人当たりのよさそうな人物。しかし、彼には実は裏の顔が!?
ある日、秀の市が家に帰ると床の下から現れたのは、泥棒の権太郎。
権太郎は「金を出せ!」とすごみますが、秀の市はのらりくらりを言い抜けます。その上、自分の哀れな身の上を泣きながら語り、権太郎の同情を引く始末。結局、権太郎は秀の市からお金を奪うどころか、逆にお金をめぐんでやる羽目に!権太郎は泣く泣く帰っていくのでした…。泥棒が去った後、秀の市はなにやらごそごそとし始めます。そこにはあっと驚く衝撃のラストシーンが!!
発行
企画・運営
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