羽村市在住、新井達矢さんは能面を彫り続けて20年近いキャリアを持っています。昨年、『国民文化祭ふくい2005』の新作能面公募展でその技量を高く評価され、最高賞の「文部科学大臣奨励賞」を最年少で受賞しました。あきる野市に稽古場を構える観世流能楽師の中所宜夫(なかしょのぶお)さんは、新井さんが13歳で制作した面と初めて出合った時、その力強さに強い感銘を受けたと言います。

面打ち師と能楽師の出会いが創り出す能の世界

能面作品展 新井達矢 面を打つ
文部科学大臣奨励賞の受賞作品「万媚(まんび)」をはじめ、30点を展示します。
2006.10/3(火)〜15(日)  10:00〜17:00
●(最終日 16:00まで)
●展示室(ゆとろぎギャラリー) (入場無料)
※会場でアンケートにご回答いただいた方には、能楽舞台鑑賞会の料金を特別割引(200円引き)いたします。
新井達矢 ギャラリートーク
2006.10/8(日)  14:15〜15:00
●展示室(ゆとろぎギャラリー) (入場無料)
 
ドキュメンタリー映画 『面打/men-uchi 』
ナレーションや効果音 を一切使わず、沈黙の仕事場に木を刻んでいく音だけが静かに響きわたる。能面の構想から能楽師による舞までを追いかけるドキュメンタリー。
2006.10/8(日)  13:00〜14:00
●ゆとろぎ小ホール  (入場無料)
監督:三宅流(みやけ・ながる)
出演:新井達矢・中所宜夫・津村禮次郎 カラー60分
中所宜夫先生のミニ講座 『能楽入門』
能の鑑賞ポイントをわかりやすくお話します。気軽に能を楽しみましょう。
第1回 9/17(日) 10:00〜11:00 能と能面の歴史
第2回 9/23(土) 18:00〜19:00 
                能楽「殺生石」劇としての見所
●ゆとろぎ小ホール 
●参加費 無料
 (参加を希望される方は各回の1週間前までにゆとろぎにご連絡ください)
●未就学児の入場はできません/一時保育あり(有料/要事前予約)
新井達矢の面で中所宜夫が舞う
観世流能楽鑑賞会とリンボー先生の能の話
能『殺生石』 中所宜夫
狂言『蝸牛』 善竹十郎


能楽師・中所宜夫氏が、新井達矢氏の打った能面をつけて『殺生石』を演じる。張り詰めた集中力が生み出す、ライブならではの圧倒的な存在感で、観客を感動の渦に巻き込む。また「リンボー先生」こと作家・林望さんの能についての面白い話が聞けます。
2006.10/14(土)  14:00〜
●開場 13:30  開演 14:00
●ゆとろぎ大ホール
●入場料 全席指定 チケットのお求め
 一般(前売り)\3,200 (当日)\3,500 
 高校生以下 \1,200
●未就学児の入場はできません/
  一時保育あり(有料/要事前予約)
主催     羽村市生涯学習センターゆとろぎ 〒205-0003 東京都羽村市緑ヶ丘 1-11-5
企画・運営 ゆとろぎ協働事業運営市民の会 TEL 042-570-0707
Copyright (C) 羽村市生涯学習センターゆとろぎ協働事業運営市民の会
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Copyright (C) 撮影 村山利夫
Copyright (C) 撮影 中越 研
 写真の転載はご遠慮ください。 
※能楽についての基礎知識は社団法人能楽協会能楽辞典をご覧ください。
新井達矢作 万眉
新井達也と能面彫刻の世界
 Profile
■新井達矢(あらい たつや)氏
昭和57年、羽村市生まれ。7歳から面を彫りはじめ、『国民文化祭ふくい2005』の新作能面公募展において最高賞の「文部科学大臣奨励賞」を受賞。現在、東京造形大学に在籍。
■中所宜夫(なかしょ のぶお)氏
能楽師。観世流シテ方・観世九皐会所属。観世善之に師事。平成9年「道成寺」、平成17年「安宅」、また宮沢賢治原作に基づく新作能「光の素足」を創作するなど、意欲的な活動を続けている。
■林 望(はやし のぞむ)氏
1949年生まれ。ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授を経て、現在フリーで執筆活動を行う。国文学・書誌学の研究論文だけでなく、エッセイ、小説、能評論、料理、紀行文など、幅広い著書多数。
URL:http://rymbow.hp.infoseek.co.jp/